気象データの利活用事例集(WEB版)

気象情報も活用した倉庫内作業における要員マネジメントを最適化する「物流リソースマネジメントサービス」

企業・団体名

取り組み概要

荷物量を、過去の出荷・入荷実績や気象情報などの外部データを元に高精度に予測するシステムを作成。倉庫内作業における要員のリソース計画や、要員の適性に合わせた業務アサイン、作業負荷状況に合わせた動的な要員配置のレコメンドを行います。作業工数の有効活用や要員管理工数の抑制を実現します。

対象者

物流関係企業など

気象データを利用した背景・経緯

従来、倉庫内作業における要員計画の策定や要員配置などを行う要員マネジメントは、現場の管理責任者の豊富な経験に基づいて行われていました。しかし、昨今の労働者不足や高齢化の問題により、経験豊かな管理者や作業要員の確保が困難となっています。気象データを含めた外部データを活用しながら荷物量の予測を行うことで精度を向上させ、経験豊富な管理者並みの要員計画策定を実現します。

利用している気象データ

最高気温、最低気温、最高気温(前日差)、最低気温(前日差)、晴フラグ、雨フラグ、雪フラグ

気象情報以外で利用しているデータ

過去の出荷量、入荷量などの実績データ

この取り組みの効果

2018年に本サービスを用いた実証を行い、要員計画やアサイン、現場での要員再配置までをトータルで最適化します。特定エリア・期間において約10%の生産性向上効果を確認しています。2019年3月から正式提供を行う予定です。

参考となるHP公開情報等

日本電気株式会社(NEC) プレスリリース
https://jpn.nec.com/press/201809/20180906_01.html