気象データの利活用事例集(WEB版)

パーソナライズドスキンケアサービス「Optune」

企業・団体名

取り組み概要

専用のアプリによる肌測定データや、居住地の気象データをベースに、独自のアルゴリズムで、一人ひとり、その時どきの肌環境に合わせ配合されたスキンケアソリューションを専用マシンから抽出する。
気象データは、気温、湿度、紫外線量の予測値をアルゴリズムの要素として反映している。

対象者

内的および外的環境による肌の変化を日々感じている、且つ、つねに自分の肌に合う最適なスキンケアを模索している生活者

気象データを利用した背景・経緯

気温、湿度、紫外線などの外的環境が肌に影響を与える要因であるということがこれまでの長年の研究から明らかになっていたため。

利用している気象データ

気温、湿度、紫外線量の予測値

気象情報以外で利用しているデータ

肌測定によって客観的に解析した水分量および皮脂量、ユーザーによる自己申告のストレス、生理周期などのインプットデータ

この取り組みの効果

従来の化粧品では、店頭の化粧品カウンターに行きカウンセリングを受けたり、ネットの口コミを見たり、季節ごとに自分なりにあった化粧品を選ぶしかなかった。しかし、当サービスの導入よって、内的・外的環境データに基づきパーソナライズされた「日々変化する自分の肌に最適なスキンケア」ができるようになる。

その他(気象データの利用にあたり工夫した点、困った点など)

現在の気温、湿度、紫外線量だけでなく、花粉やPM2.5などより幅広い気象データを活用していきたい。さらに将来的な展望としては、エリア単位での気象データではなく、実際にユーザーをとりまく外的環境データ(例:室内)を入手し、よりパーソナライズのレベルを高めていきたい。

参考となるHP公開情報等

資生堂「Optune」のページ
https://www.shiseido.co.jp/optune/