WXBC人材育成WGは、気象データをビジネスに活用できる知識・知見とスキルを有する人材の育成を目指し、各種活動を企画・実施しています。
WXBC設立の2017年以来、毎年開催しているテクノロジー研修「気象データ分析チャレンジ!」ですが、2025年度も下記5コースを開催いたします。
気象データをビジネスに活かすために必要なIT活用力とデータ分析力の向上を目指し、是非ご活用ください。
なお、現在、開催方法や日時を検討中のものもあります。ご了解をお願いいたします。
1.アメダス気象データ分析チャレンジ!入門
■開催日時:2025年05月28日(水)13時~17時
■開催方法:オンライン(Zoom利用)
■概要:過去の気象データ(気象庁アメダス)を入手して様々なオープンデータ(家計調査データや電力消費データなど)とかけ合わせる基本的なデータ分析(可視化や相関分析)を例に、Microsoft Excelによりハンズオン形式で学びます。また、Googleスライドを使って参加者の皆さんの分析結果をリアルタイムにシェアして一緒に議論します。
■プログラム: 1.はじめに、2.データ分析の流れ、3.データ入手、4.データ整理・可視化・分析、5.データ分析の例、6.おわりに
【参考】事前学習教材:eラーニング「アメダスCSV編」
2.アメダス気象データ分析チャレンジ!Python版
■開催日時:2025年07月23日(水)13時~17時
■開催方法:オンライン(Zoom利用予定)
■概要:「気象データ分析チャレンジ!入門」として実施したExcel版をPython版に発展させたもので、オープンデータである気象データや電力消費データを活用して、Pythonによるデータ分析と機械学習の基礎について学びます。
■プログラム(予定): 1.はじめに、2.Pythonによる診断的分析(気象×電力)、3.Pythonによる予測的分析(気象×電力)、4.おわりに
3.気象庁GPVデータ分析チャレンジ!入門
■開催日時(予定):2025年09月26日(金)13時~17時
■開催方法:オンライン/ハイブリッド開催
■概要:気象庁からは、アメダスに代表される特定地点の気象データのほかに、推計気象分布のような面的な気象データ(GPVデータ)も公開されています。この研修では、気象庁のGPVデータプログラミング言語をPythonで処理する方法の概略を学びます。気象庁が配信するファイルからGPVデータを取り出し、分布図を作成したり、特定の場所の気象変化をグラフ化したりできるようになります。
■プログラム(予定):はじめに、1.GPV データ、2.WXBCオリジナルPythonライブラリwxbcgribX、3.GPVデータの読み込み、4.GPVデータの処理、5.降水量と日射量に気を付けましょう、6.様々な気象庁GPVプロダクト、おわりに
4.気象庁GPVデータ分析チャレンジ!基礎編
■開催日時(予定):2025年11月26日(水) or 28日(金)13時~17時
■開催方法:オンライン/ハイブリッド開催
■概要:気象庁が配信するGPVデータを分析する上で必要となる基礎的知識と技法を、入門編よりも少し掘り下げて学びます。
■プログラム(予定):1.GRIBファイル処理ツール wgrib2、2.WXBCオリジナルライブラリ wxbcgribX、3.時刻の取り扱い、4.補間、5.縮約、6.結合
■付録:数値予報モデルGPVを用いた電力消費量予測
5.農研機構メッシュ農業データ分析チャレンジ!
■開催日時(予定):2026年1月23日(金) or 28日(水) 13時~17時
■開催方法:オンライン/ハイブリッド開催
■概要:農研機構メッシュ農業気象データ(The Agro-Meteorological Grid Square Data,NARO)は、気象情報が農業現場で有効に活用されることを目指して、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が運用する研究開発用の気象データサービスです。全国の日別気象データを、約1km四方(基準地域メッシュ)を単位にオンデマンドで提供します。提供する気象要素は14種類で、期間は1980年(一部2008年)1月1日から現在の1年後の12月31日までです。過去のデータ、予報値、平年値がシームレスに得られるところが大きな特徴です。
このデータは、研究・開発・教育・試用 であれば無償で利用できるので、皆さんの「気象データ×○○」の実践に即活用することができます。このチャレンジ!では、このデータサービスを、今人気のプログラミング言語Pythonで利用する方法を学びます。
■プログラム(予定):はじめに、1.農研機構 メッシュ農業気象データについて、2.気象データの取得、3.地理情報の利用、4.CSVファイルの読み書き、5.データの集計、6.発育の予測、おわりに