気象データの利活用事例集(WEB版)

高知県園芸品生産予測

企業・団体名

取り組み概要

JAの各集出荷場で日々得られる出荷データを一元化し、生産者がより欲しい情報として付加価値を付けて提供し、栽培管理の見直し(気づき)による収量・品質の向上につなげるとともに、出荷データ、気象観測・予報データ、ハウス内環境データ、生育データ(開花数、着果数)等を用いてAI分析させることで精度の高い生産予測システムを構築する。

対象者

JA職員、生産者、県職員(普及指導員)

気象データを利用した背景・経緯

作物の生育や果実の着果・肥大には、気象環境による影響が大きく、生産量の増減把握するために重要な要因であることから、気象データを活用した。

利用している気象データ

気象観測・予報データ(気温、日照時間、降水量)

気象情報以外で利用しているデータ

出荷データ。今後、ハウス内環境データ、生育データを使用予定。

この取り組みの効果

販売戦略への活用や集出荷場の労務管理の効率化とともに、集荷情報に基づいた営農指導など生産者へのさらなるサービスの向上を目指す。

その他(気象データの利用にあたり工夫した点、困った点など)

日々の気象データを夜間に自動的に取得する仕組みを構築することで、人手によるデータ取得・加工を皆無とした。
気象庁の観測ポイントが限られた箇所にあることから、より細かな地域でのポイントがあれば更なる生産予測精度の向上につながるものと考える。

参考となるHP公開情報等

富士通株式会社 プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/12/3.html