気象データの利活用事例集(WEB版)

安全建設気象モバイル KIYOMASA

企業・団体名

取り組み概要

「KIYOMASA」では、建設現場専用のPC・携帯気象情報サイトを構築し、現場からサイトにアクセスすることで、現場のリアルタイムな防災気象情報を瞬時に閲覧することができる。
また、気象メール配信(アラートメール)機能により、作業中止基準に合わせて現場単位でアラート発信条件を設定しておくことができ、風や雨が作業中止基準を超えると予測すると、現場監督および現場作業員に瞬時にメールの自動配信を行う。

対象者

建設業界

利用している気象データ

天気、気温、降水量、風向・風速、雷、竜巻、注意報・警報、有義波高・波向、周期、最大波高、アメダス実況値、台風情報、防災情報、地震情報、津波情報、河川水位実況値、レーダー、WBGT(暑さ指数)

この取り組みの効果

豪雨や強風などのアラートメール機能を搭載することで、気象の急な変化にも作業員が迅速かつ冷静に対応することが可能となった。
また、災害リスクの事前調査など、技術提案から施工計画、現場の安全管理の面で効果があると考えられる。

その他(気象データの利用にあたり工夫した点、困った点など)

施工前の現場には、現場周辺の過去の気象データを気象予報士が解析し、気象災害リスクの事前調査を行う「HAZARD PRESEARCH」、施工中には「KIYOMASA」をはじめ、海洋土木向けの「KAIHO」、粉じん飛散予測システム「TOBASAN」、気象注意喚起伝達システム「canary」、さらに施工後には異常気象による現場作業の中止を記録で証明する「エビデンス帳票出力サービス」を展開することで、建設気象のトータルサポートを実現した。

参考となるHP公開情報等