気象データの利活用事例集(WEB版)

からだ乾燥指数

企業・団体名

取り組み概要

本取組では、秋冬の「水分補給の必要性」を5段階に分け、指数化した「からだ乾燥指数」が開発された。大塚製薬の持つ水分摂取と鼻腔の粘液線毛(せんもう)輸送機能の知見をもとに、日本気象協会の保有する気象コンサルティングのノウハウを用いて、湿度や風速のデータから指数が開発された。
本指数によって、湿度が下がる季節における水分補給への意識啓発を行い、一般市民の冬の体調管理に寄与することが目的とされている。

対象者

一般市民

利用している気象データ

湿度、風速の予報を利用している。

この取り組みの効果

大塚製薬にはポカリスエット等の水分補給用商品があるため、秋や冬における同社飲料品の販売促進効果が期待される。特に、夏季に比べて秋と冬は気温が低く、夏季よりも水分補給への意識が薄れて需要が低下するため、このような需要喚起策は効果的と考えられる。
一方、飲料品の売上は、気象以外にも販促活動や他社動向等の多くの外部要因に影響されるため、本施策単体の効果を測定することは難しい。

参考となるHP公開情報等

一般財団法人日本気象協会 プレスリリース
https://www.jwa.or.jp/news/2016/12/post-000755.html