気象データの利活用事例集(WEB版)

頭痛ーる(頭痛持ちを中心とした体調管理アプリ)

企業・団体名

取り組み概要

気象庁のGPV※の数値予測と観測データを活用し、独自に調査した頭痛が発生しやすい気象条件の分析結果を加味した頭痛予想を、誰でも利用できるスマートフォン用アプリで提供しています。
※大気中、もしくは地表などに設定された格子点上の気象要素などの値

対象者

気象の影響で頭痛やぜんそく、うつ等の症状が発生する方
利用している方の約8割が20代~40代を中心とした女性

気象データを利用した背景・経緯

2012年
低気圧が来ると頭痛がするという事が迷信のように言われているものの証明されたものはなく、頭痛で悩んでいる多くの頭痛持ちに役立つ情報を提供することができないかと考えたため。

利用している気象データ

気圧、天気、気温、湿度、風向風速

気象情報以外で利用しているデータ

ユーザーが記録したデータ

この取り組みの効果

簡単な操作で必要な情報が確認でき、また記録ができるようにしたことで多くの方に受け入れられました。利用開始時は半信半疑の方も自分の痛みと予想がおおむね合っていることがわかった場合は継続的に利用し、口コミで紹介してくれています。また、医師が患者から教えられる形で、医療現場での利用も広がっているようです。

その他(気象データの利用にあたり工夫した点、困った点など)

気圧という一般的にあまりなじみのない気象要素を時系列グラフという女性に受け入れにくい表示を、視覚的に一目でわかるように表現し感覚的に理解していただけるようにしたため

参考となるHP公開情報等

頭痛ーる:気圧予報で体調管理 全国700万人の気象病対策アプリ(株式会社ポッケ)
https://zutool.jp/