気象データの利活用事例集(WEB版)

気象情報を加味した競馬予想・分析に役立つアプリの開発

企業・団体名

取り組み概要

  • 気象変化によって起こる馬・コース・騎手へのコンディションの影響、例えば、気温によって変化する芝の生長に伴うコース摩擦の増減や風向き情報に改めて、馬・コース・騎手等の特性情報を組み合わせる事により、より高度な競馬予想・分析が可能になるアプリケーションを開発する。
  • 競馬を通じて、気象データ利活用の可能性について再認識してもらうことを目的とする。

対象者

一般市民、競馬関係者(騎手、競馬系メディア、競馬場など)

気象データを利用した背景・経緯

・気象データ利活用事例集作成協力のため
・アイデア段階のため、取組はまだ行っていない

利用している気象データ

気温、湿度、風向き、週間予報ほか、各種コンディションに影響を与える気象情報。

気象情報以外で利用しているデータ

騎手、コースなどの環境と馬の相性、勝率データなど

この取り組みの効果

  • 気象予報に基づく取り組みは競馬予想・分析に対して一定の効果がある。現在においても競馬に関する様々な分析アプリやソフトは存在する。しかしながら、気象情報をひとつの軸としたサービスは存在しない。
  • これらデータの関連性を取り纏め明確化し、既存データと融合させていくことで、競馬はより複雑化し、エンターテイメントとして深みを増す。
  • より多くのデータを活用することにより、娯楽に新たなエッセンスを加えることが可能となり、更なる市場の開拓、業界の盛り上がりが期待できる。また、競輪、競艇など、他の競技における波及効果も期待できる。

その他(気象データの利用にあたり工夫した点、困った点など)

  • 気象予報が外れた場合には、レース結果との整合性が取れない可能性があるが、実際の気象情報とレース結果を記録していくことで、データは更新され、新たな見地として以降利活用される。
  • しかしながら、気象情報そのものが、実際の現場(競馬場)の情報と常にかい離している場合、データの信頼性を失う危険性がある。
  • 気象庁の観測データでは観測間隔が粗く、また観測ポイントが限られているため、各競馬場の詳細で且つ正確な気象情報収集機能が必要。