2020/12/17 ニュースレターVol.94

平素よりお世話になっております。
WXBC事務局です。
12月4日に今年度第2回目のWXBCセミナーを開催しました。WXBC会員のみなさまをはじめ、
全国各地から(中には海外からも!)多くの申込みがあり、当日の参加率も常時300名前後
(参加率約7割)と好調でした。また、チャット機能を利用した質疑応答でも講演者と
参加者との間で活発にやり取りがなされました。
参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
講演資料はWXBCホームページで公開しています。ぜひご覧ください。
(動画の公開はただいま準備中です。もうしばらくお待ちください。)
今回のニュースレターVol.94は、1月に開催する「アメダス気象データ分析チャレンジ!
(Python版)」の予告、気象ビジネスの利活用事例集への追加のご案内、先日文部科学省と
気象庁が公表した「日本の気候変動2020」のご紹介です。

 

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1.アメダス気象データ分析チャレンジ!(Python版)の開催予告
2.気象ビジネスの利活用事例集を追加しました
3.「日本の気候変動2020」を公表しました
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1.アメダス気象データ分析チャレンジ!(Python版)の開催予告2019年12月に岐阜大学にて
開催された「Python気象データ分析体験セミナー」(満足度98%!)が帰ってきます。
AIやIoTで人気のプログラミング言語”Python”を使って気象データ分析や機械学習を体験して
みませんか?このセミナーは、2017年と2018年に実施した気象ビジネス推進コンソーシアム
主催の「アメダス気象データ分析チャレンジ!(Excel版)」をPython版に発展させたもので、
オープンデータである気象データや電力消費データを活用して、Pythonによるデータ分析と
機械学習の基礎と手順を学びます。気象データに触れてみたい方、Pythonを学んでみたい方、
ビジネスを効率化させたい方、データサイエンスに興味のある方、是非、一緒に体験してみませんか?
近日中に申込みページをオープンします。MLにて改めてご案内しますので、みなさまのお申
込みをお待ちしております。
なお、申し込み定員に達した場合、今回は抽選といたします。

日時(予定):
 令和3年1月12日(火)13:00~17:00
      1月19日(火)13:00~17:00
開催形式:
 オンライン(URLは参加者あてにご案内いたします)

講師:
 岐阜大学工学部附属応用気象研究センター センター長・准教授・気象予報士 吉野 純

プログラム:
1日目(1月12日)
1.はじめに
2.Pythonの基礎
3.Pythonによる診断的分析(気象×電力)

2日目(1月19日)
4.ニューラルネットワークの基礎
5.Pythonによる予測的分析(気象×電力)
6.おわりに(アンケート)

募集人員:50名(抽選)

 

2.気象ビジネスの利活用事例集を追加しました

WEB版の気象データ利活用事例集に、ジャパネットホールディングス様の事例を追加しまし
たのでお知らせします。
季節商材の新聞チラシを効果的に配布するために、気温の予報を用いた事例です。
気温と一口に言っても、前日差や最高気温、最低気温などを用いて総合的な判断を行って
いるそうです。

気象データの利活用事例集(WEB版)

気象予測による季節商材に関する新聞チラシの配布

 

3.「日本の気候変動2020」を公表しました
文部科学省と気象庁は、日本における気候変動対策の効果的な推進に資することを目的として、
日本の気候変動の「これまで」と「これから」を概観した報告書を公表しました。
この報告書は、大気中の温室効果ガスの状況や、日本及びその周辺における気候システムを
構成する諸要素(気温、降水、海面水位、海水温など)について、これまでに観測された事実や、
今後の世界平均気温が2℃上昇シナリオ及び4℃上昇シナリオで推移した場合の21世紀末時点の
将来予測(※)をとりまとめたもので、 冊子形式の「本編」「詳細版」のほか、報告書作成の
背景から主な将来予測までを10数枚のスライドにまとめた概要版も用意しております。

(※)それぞれ、「パリ協定の2℃目標が達成された世界」と「現時点を超える追加的な
緩和策を取らなかった世界」であり得る気候の状態に相当します。

本報告書、特に「本編」は、現時点の日本における気候変動に関する最新の自然科学的知見を
概観したものであり、国や地方公共団体におけるにおける気候変動緩和・適応策の立案・決定や
影響評価のみならず、事業者の皆様が中長期的な戦略を検討されるうえでも基盤情報となり得る資料です。
ぜひご活用ください。
報告書をご覧になった感想や、活用のアイディアなどございましたら、ぜひTwitterで
ハッシュタグ「#日本の気候変動2020」を付けて呟き、本報告書の普及にご協力いただければ幸甚です。

気象庁HP
令和2年12月4日 気象庁報道発表 「日本の気候変動2020」を公表しました
https://www.jma.go.jp/jma/press/2012/04a/ccjapan2020.html
日本の気候変動2020 —大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書—
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/ccj/index.html